日本の現状 ([id:Yamane_D:20051217:p1]にささぐ)

「ソフトウエアは軟らかい」の幻想
たぶん登録していないと読めないので、以下抜粋。

しかし,エンタープライズ分野であれ,組み込みソフトウエアであれ,ソフトウエアの不具合が起きたときの騒がれ方を見ていて思うのは,ソフトウエアの特徴と現状が,一部の専門家以外に理解されていないということです。

 ここでいうソフトウエアの現状とは,「ソフトウエア開発においては,全くといっていいほどエンジニアリングが実践されていない」という事実です。ソフトウエアを動作させるコンピュータやエレクトロニクス機器などのハードウエアは,LSIに代表されるようにまさにハイテクの塊です。しかし,そのハイテクの塊の上で動作するソフトウエアが,実は前近代的で家内制手工業のような体制で作られているという事実は,ソフトウエア開発に関わる一部の技術者以外には全く知られていないどころか,想像だにしないのではないでしょうか。
(中略)
 ソフトウエアのバグに対して「けしからん」という言葉を聞くと,まるで「品質を確保する体系や技術はとっくに出来上がっているのに,それを使わない現場が悪い」と言っているように聞こえます。しかし現実には,不具合を出した個々の現場が悪いというよりも,ソフトウエアの品質をエンジニアリング的に確保する手段なり手法なり技術なりが,まだほとんど確立されておらず発展途上であることにより本質的な要因があると思います。そして「今のソフトウエア開発はエンジニアリング以前」という認識が,社会全体で全くといっていいほど共有されていないことが,さらに根本的な問題点でしょう。

「全くといっていいほど...実践されていない」というのは、厳しすぎる気もしないではない。
最近は、開発プロセル関連のニュースをこまめにチェックするようになって、CMMIとかアジャイルとかいう言葉が溢れているような気がするけど、実際に実践している会社は少ないということ?
ちなみに、うちの会社はCMMIを導入しようとしているが、どうなることやら。